ブラインドタッチで松尾芭蕉の『奥の細道』を入力してみた

月日は百代の過客にして、行きかふ年も旅人なり。

舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老いをむかえるものは、日々旅をして旅を栖とす。

古人も多く旅に死せるあり。

よもいづれ年よりか、片雲の風にさそわれて、漂泊の思いやまず、海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋にくもの古巣をはらひて、やや年も暮れ、春立てる霞の空に白河の関こえんと、そぞろ神の物につきて心をくるわせ、道祖神のまねきにあひて、取るも手につかず。

ももひきの破れをつづり、笠の緒付けかえて、三里に灸すゆるより、松島の月まず心にかかりて、住める方は人に譲り、杉風が別墅にうつるに、

  草の戸も 住替る代ぞ ひなの家

面八句を庵の柱にかけて置く。

ブラインドタッチでの経過時間18分23秒だ。

古典文学は漢字も文章も変換が少々手間がかかる。

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